日本IBMでシステムズエンジニアをしていた方が「virtualを仮想と誤訳した責任は我々にあります」と反省の弁を述べたことを思い出します。
米IBMがvirtual memoryを発表した時、日本IBMが仮想記憶と翻訳しました。
virtualの意味は「事実上の」「実質的」ですから、virtual memoryとは「本来のメモリーではないが事実上メモリーとして使える技術」を指します。
ところが、仮想記憶と訳したため、実体がない想像上のメモリーという印象を与えてしまい、しかもコンピュータの世界でvirtualが出て来ると必ず仮想と訳されるようになりました。
同氏は「もっといい訳にしておけば」と悔やむ所以です。
「言葉のインフレ」は経済のそれよりはるかに恐ろしい